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                ■ベースパックは、鉄骨造本来の特長である耐震性を損なわないように、柱材全塑性モーメントの1.3 倍以上*の耐力(軸力を考慮しない場合)を有する保有耐力接合を満たすタイプ中心のラインナップになっています。併せて経済性を追求した高い塑性変形能力を持つ柱脚ヒンジタイプも用意しております。  
                  またベースパックは伸び能力のあるアンカーボルトと溶接性に優れたベースプレートを用いており、非常に高い固定度を有します。復元力特性にも優れ、粘り強く建物の倒壊を防ぎます。 *柱材のF値325N/mm2の場合、1.2倍以上 
                   
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                 保有耐力接合タイプ[右図参照] 
                  柱脚が柱材の全塑性曲げモーメント(cMp)の1.3倍以上*1*2の耐力を有する保有耐力接合を満足するので鉄骨造本来の特長である耐震性を損なわず、より安全な構造駆体を実現できます。柱降伏後も柱脚は健全さを保つという設計方針に対応する柱脚です。  | 
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                 柱脚ヒンジタイプ[右図参照] 
                   
                  柱脚の降伏耐力を柱材全塑性曲げモーメント(cMp)の0.9倍程度*1とした、柱脚ヒンジ想定型の柱脚でありながら、降伏後も耐力上昇を続け、終局耐力時にはcMpを越えることで、柱側にもエネルギー吸収効果を期待できる新しい考え方の柱脚です。また充分な塑性変型能力を有しています。  | 
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                 柱サイズや鋼種ごとに柱脚部であるベースパックの仕様が決まっている為、改めて柱脚を設計する必要はありません。 | 
              
              
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                ■基礎根切り深さを浅くできます。 
                  異形棒鋼のアンカーボルトとコンクリートとの付着や丸鋼のアンカーボルトと定着板(ベルト)との組み合わせにより、優れた定着性を発揮できます。これによって基礎根切り深さを浅く設定でき、掘削・山留め・残土処理費用等の経費が大幅に軽減できます。  | 
              
              
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                ■工期を大幅に短縮します。 
                  根巻・埋込形柱脚と比較して、基礎工事などの湿式工事と鉄骨建方などの乾式工事が完全に分離されており、鉄筋・型枠・コンクリート工事などの手戻りがなくなり、工期を大幅に短縮できます。これによって仮設工事費・人件費等を低減させ、トータルコストを削減します。  | 
              
              
                | ・ベースパック柱脚工法と埋込型工法との工期比較(階数2階建・延床面積467m2・柱数14本) | 
              
              
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                    ■鉄骨建方が容易にできます。 
                      ボルトとボルト孔のクリアランスが約15〜30ミリあり、台直しの必要が無く、鉄骨建方が容易にできます。  
                       
                      ■基礎と鉄骨が充分に密着できます。 
                      空隙部(ベースプレートの下面と基礎の間や、ベースプレートのボルト孔とボルトの間)に流動性の高いベースパックグラウト材(高強度無収縮モルタル)を充填することによって、充分な密着が図れます。グラウト材充填完了が目視で確認できますので安心できます。  
                       
                      ■確かな施工体制があります。 
                      ベースパックの施工やその管理は、ベースパック施工技術委員会の指導のもとに認定した有資格者によって行われます。また全ての現場においてベースパックチェックシートによる施工の確認を行いますので、高品質の施工が供給できます。 
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